当社は2005年の創業以来、事業規模の拡大に伴い製造体制やエネルギー使用構造が大きく変化してきました。そのため、現在の事業実態を適切に反映した基準を用いることで、より実効性のある削減計画を立てることが重要であると判断しています。この考えのもと、事業活動が安定した2020年度を基準年として設定し、2030年度までに生産錠数1億錠あたりのCO₂排出量を30%削減することを中期目標として掲げました。
2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーの活用や製造工程の最適化など様々な取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
環境への取り組み
国民の健康を支えるとともに、
その基盤となる地球環境を
守ることも私たちの使命である
気候変動や環境汚染は、いまや地球規模で取り組むべき重要な課題です。
すべての人の「生きる」に向き合う-というグループ理念のもと、
日本調剤グループでは「環境」を経営における重要なテーマのひとつと位置づけています。
私たち日本ジェネリック株式会社では、生産活動の拡大に伴う燃料使用量や廃棄物の排出量、水資源の消費量などの増加による、
限りある資源への影響に対し、様々な対策を講じてまいりました。
これからも、長期的な視点から、気候変動対策や環境保全、水資源の有効活用など、
事業活動全体で環境負荷の低減に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
私たちの目標
脱炭素社会に向けて
CO₂削減目標
2030年目標:30%削減
生産錠数1億錠あたりのCO₂排出量-2020年度比
2050年目標:ネットゼロ
循環型社会実現に向けて
廃棄物の再資源化率:60%以上達成
廃プラスチック再資源化率:
2030年までに65%以上達成
水資源を守るために
水資源の利用効率改善
適切な排水管理
脱炭素社会に向けて
中長期CO₂削減目標―CO₂排出削減への取り組みについて
全社で進めるCO₂削減―「省エネルギー」と「環境にやさしいエネルギーへの変換」の取り組み
当社は、全事業所での照明のLED化・空調機の省エネ運転の推進や、営業車両のハイブリッドカー積極的導入など、段階的にCO₂削減に取り組んでいます。
2018年に稼働を開始した「つくば第二工場」では、建設段階から環境にやさしい工場を目指して設計されました。空調設備や超効率変圧器は省エネ機器を導入し、併せて製造プロセスの効率化に取り組むことで、工場全体のエネルギー効率を高めています。
さらに、これまで推進してきた「省エネルギー対策」に加え、2021年度以降は、さらなる環境負荷の低減を目指し、各工場における太陽光パネルの設置や、各工場・研究所におけるガス使用量全量のカーボンオフセット都市ガス※切り替えなど、「環境にやさしいエネルギーへの変換」を積極的に推進してまいりました。2024年度は全電力量の約11%を太陽光発電によって賄っており、また、カーボンオフセット都市ガスの導入により年間4.206t-CO₂の削減に寄与しています。
これら一連の取り組みの結果、2020年度以降順調に生産錠数あたりのCO₂削減につなげております。
※カーボンオフセット都市ガス (地球環境貢献型)とは、ガスの採掘から燃焼(消費者による使用)に至るまでの全ての工程で発生するCO₂を、別の場所で実施される環境保全や植林などのCO₂削減・吸収プロジェクトによって創出された「環境価値(カーボンクレジット)」で相殺(カーボンオフセット)し、地球規模ではCO₂排出量がゼロとみなされる都市ガスのことです。
循環型社会実現に向けて
一般廃棄物削減への取り組み
- ゴミ分別の細分化
- マイボトル・マイカップの推進
- 製品包装資材の共通化
- 両面印刷・割付印刷・ペーパーレス化などによるOA用紙使用量の削減
- ミスコピー削減の推進
- パンフレット類の印刷部数の適正化・WEBでの資料提供
- 詰め替え製品の購入
- 輸送梱包材(コンテナ・段ボールなど)の再利用
- 印刷物の裏面(裏紙)の利用
- 使用済み・不要な文房具・ファイル等の回収・再利用
産業廃棄物の再資源化で最終処分量を削減
当社は、産業廃棄物の再資源化に積極的に取り組んでおり、その結果、最終処分量の削減が着実に進んでいます。
2024年度の産業廃棄物再資源化率は60%を達成し、日本製薬団体連合会(日薬連)が掲げる2025年度目標を、1年前倒しでクリアすることができました。特に「廃プラスチック」「紙くず」「鉄くず」の再資源化が進んだことが、この成果に大きく貢献しています。
プラスチック廃棄物の再資源化
当社が排出している産業廃棄物のうち、プラスチック廃棄物は全体の約3分の1を占めるため、2021年度以降重点的に再資源化に取り組んでいる分野です。各工場では、プラスチック廃棄物をできる限り埋立処分せず、再び資源として活用できる形に戻すという、非常に高いレベルの取り組みを進めています。
2024年度の廃プラスチック再資源化率は80%に到達し、日本製薬団体連合会が掲げる2030年度目標である65%を大きく上回る成果を達成しています。
水資源を守るために
水資源の有効活用
当社では、工場から出る排水を貴重な資源として再利用しています。
精製水を作る際に発生する排水や、夏の空調から発生する除湿水を回収し、トイレの洗浄水や空調設備の冷却水などに役立てています。
これらの取り組みにより、年間で約1,000m³の節水を実現しました。これは25mプールに換算すると約3杯分以上に相当します。
今後も、限りある水資源の保護に積極的に取り組んでまいります。
適切な排水管理
化学物質取り扱い時の二次洗浄水は廃液として回収し、化学物質が排水系へ流出しないよう管理しています。また、三次洗浄水については、排水基準から逸脱しないようpH管理を実施しています。