有効性及び安全性
後発医薬品の有効性と安全性は、生物学的同等性試験により担保されます。生物学的同等性試験には、「有効成分が製剤から溶け出す速度を先発医薬品と比較する溶出試験」と「ヒトの血中薬物濃度を先発医薬品と比較するヒト試験」があります。
溶出試験は、ヒト試験の結果推測と先発医薬品との非同等を防ぐために重要です。このため、試験液のpHや界面活性剤など、さまざまな影響を検証し、検出力の高い条件を見出しています。
血中に含まれる多くの成分(たんぱく質や脂質など)を除去し、微量の薬物を測定することは、容易ではありません。多くの知識と経験、専門的な技術を必要としますが、分析研究部では、十分な技術と最新鋭の分析装置を使い、正確な測定を可能にしています。